ぷらっと島旅    ~五島列島    野崎島~

早朝、5時前。まだ暗い中、定刻どおりフェリー太古は小値賀島に到着。

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博多と五島を結ぶフェリー太古

 

暗いから街の様子とかまったくわからない。迎えに来てもらえてる人もいるし、ターミナル内に留まる人もいる。早朝着とあって、移動手段がない人のためにか、仮眠室があるみたい。

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小値賀島のフェリーターミナル

私もまったりゆったりぐったりしたいけど、行程を練らねばならないので、ターミナル内にある小値賀島についてのいろんな情報を収集して行く。

宿案内が書かれてあるものもあり、とりあえずゲット。結構多くてホッとした。あとで問い合わせてみよう。

そんなこんなでいろいろ考えてたけど、この小値賀島のすぐ隣に野崎島という隠れキリシタンが住んでた島があるので行きたくなってきた。

ほぼ無人島の島。

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このポスターを見て、こころ惹かれたのであります。

 

「訪れなければ、見えない風景」

「訪れなければ、感じられない想いがある」

 

この景色に、この誘い文句で一瞬で落ちましたわ(*^^*) 

 

ここに渡るには、前もって予約が必要らしいという情報は以前から認識していたので、いつも行き当たりばったりの私が予約なんてしてくるわけがない。

でも気になる。

このターミナル内にあるツーリズムさんで手配できるらしいけど・・・。

営業時間(6時半)が始まって聞いてみると、どうやら行けるみたい。

ガイドつきのトレッキングを予約してる人がいて、その人たちを乗せる船が出るので大丈夫っぽい。

一応一日往復で二便なので、空いてたら乗れるのかも。いや、上陸するにはぼっちはだめで、係りの人も同行しなければみたいなことも聞いた気がする。

まあ、何かしらの決め事があるようだけど、とりあえず上陸できるのでよかった。

 

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おぢかアイランドツーリズム

で、その野崎島に行くには「はまゆう」という船に乗船するので、このフェリーターミナルから徒歩5分ほどの場所にある発着場まで移動。

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フェリーターミナルから、はまゆう乗船場所まで
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片道500円   だったと思う。

小値賀島から約30分、野崎島に到着です。この時点で、まだAM8時。早い 笑

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船を降りてすぐの景色。集落跡ですね。

石垣や建物もしっかり残っています。

ガイドさんが言うには「今日は霧が濃いので、山の奥には行かないようにしてください」だって。確かに、空の雲は厚いし、雨も気になるところ。

先に行って、教会の鍵を開けときまーす、といって、島においてあった軽トラで行ってしまった。

そう、この野崎島にも、世界遺産群にあたる教会のひとつがあるのです。

ちなみに、観光目的で来た乗客は私、女性単独者、カップル、ガイド付きトレッキングの2人組み、の計6人。

みんな、教会のある方向に向かって行くので、私も横目で周りを散策しつつ向かいます。

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この柵の存在がちょっとビビる。

野生動物よけと思うけど、なんとなくジュラシックパークを思い出す・・・ 

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こんな感じに続いてる

 ワイルドパークっていう名称のせいかな  笑

 

 

 

 

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しばらく進むと、海沿いに出ましたーーー。めちゃくちゃきれい☆

 

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そして、教会が見えてきた。右手の茶色い建物が教会。

中央の建物が学塾村。

 

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こんな感じで、少し小高い丘の上に建っていました。

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 旧野首教会

信徒が食事を切り詰めながら建てた赤レンガの教会。

 

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フェリーターミナルで一目ぼれしたポスターと、同じ目線を探してカシャッ!

(ちょっと違うけど・・・)

やっぱ、素敵だーー。太陽が出てたらもっときれいなんだろうなあ~。

 

教会を堪能して、時刻は9時半。

さて・・・、何をしたらいいんだろう??見渡す限りの自然。

って、散歩しかないわなーー。

戻って、廃村めぐりだな。

 

来た道を戻って行きます。鹿が結構いて、襲ってはこないだろうけど、少し不安。

 

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鹿さんと目が合っちゃった

 

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以前の住人の出したごみだとは思うけど、なんというか、割れもせず、同じ場所にこんなにたくさん。

なんかもうアートに見えてくる ww

平成13年まで、住人がいたらしいです。

 

 

 

廃村から、少し山道を登っていくと、絶景ポイント発見。

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赤土に、石がゴロゴロしている地面。火星っぽいなー。

その赤土の向こうに崖があり、直下は火口跡と説明がありました。この景色を見渡せる場所にベンチがあったけど、風が強くて強くて、崖の側ということもあり、早めに撤収。

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青空が見えてきたー。この山道を登っていくと、どうやら沖の神嶋神社という場所にいけるみたいです。

少しだけ奥に進んでみたけど、地図で確認するとけっこう距離があるみたいで、しかも途中危ない崖っぷちもあり、一人で無理はできないと断念。

 

戻りつつ11時前だったけど、お腹もすいてきたので昼食タイム♪

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フェリーターミナルで調達しておいたパン。

こんな自然いっぱいの場所で食べるパン。めっちゃ美味でしたーー、幸せ♪♪

 

帰りの船は14時半過ぎぐらいなので、まだまだ時間がある。

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広々した平野発見。鹿さんがのんびり過ごしています。

真ん中の写真、平野の右奥に船が着いた集落跡があって、海の向こうの白い部分の奥が教会がある場所です。

 

 

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この木なんの木(野崎島バージョン)

 

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廃材アートがちらほら。

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フェンスの向こうに、集落跡。

 

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集落内は、廃材アートの宝庫☆☆

 

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根元むき出しだけど、しっかり立ってます。生命力をすごい感じる木でした。なんとなくギリシャ神話のメドゥーサが浮かんでしまった。

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石垣なんかは、まだしっかり残ってますね。

 

集落内をひととおりプラッとして、正午前、再び教会のほうへ。

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浜辺に下りてみました。きれいです。

罠につかまったイノシシさん。至近距離を通らないといけないので怖かったーー。オリの中なのに、躊躇なくガーンガーンと突進してくるからビビります。

 

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教会の下手にある学塾村。

小値賀のフェリーターミナルで上陸の申し込みをしたときに、施設利用料として1000円徴収されました。

野崎島の自然と思いっきり戯れたいときに利用できる宿泊施設。外にはテントサイトや、かまども併設。

建物内にもトイレ、シャワー、キッチンなどあるみたいです。あとwi-fiもとおっているので、自然に飽きても文明で楽しめます^^

 

ここの管理人さんが、ほぼ常駐されてるらしいので、完全な無人島というわけでもないようですね。

 

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15時ごろ、無事に帰りの船に乗り込めました。

途中の景色で、もうひとつの隠れキリシタンの集落「舟森」が。傾斜部分で形成されてるみたいで、ここにも教会が建てられていたんだそうです。真ん中の白っぽい部分、十字架です。

下は浜辺っぽいので、あそこに船をつけていたのでしょうかねえ。

その昔の、そこにあった人々の生活に思いを馳せながら、野崎島をあとにしました。。

ぷらっと島旅  ~五島列島~      九州本土から島へ、フェリー太古


五島列島。九州の最西端、長崎港から西に100kmに位置し、大小あわせて140あまりの島々が連なる列島。

 

 

140なんて多すぎ!行きたいけど、島が多すぎてわけわかんない。

「どこに行けばいいのーーー」と悩み続けて数年。ようやく行ってきました。

 

その島の名は  小値賀島

 

五島列島といえば、一番有名なのが福江島。私も、五島へ行くなら、まずは福江島って考えていたわけだけど、まさか初上陸がお耳になじまない島になるなんて 笑

しかも読めない(・・;)

これはオヂカ島。と、読むそうです。

 

離島って、宿や観光方法が充実していないイメージがあって、それで足踏みしてたのだけど、行っちゃえ!って感じで荷物をバックパックに詰め込んで旅に出ることにしたのでした。

 

移動手段→博多港発の野母商船『太古』

 

この船は、夜23時45分に博多港を出発して、五島の島々に寄港しながら最終目的地の福江島まで行くそうです。

 

博多ー小値賀  乗船券¥3920

 

私の目指す小値賀島には4時40分到着予定。

五島って、すごい遠い場所だと思ってたけど、こうやってみると近い。寝てれば着くという安定感。

夜行バスも、寝てれば着くけど、足腰その他全部痛い。

 

でもこの博多ー五島間を疾走するフェリー太古は、完全にフラットになって眠れる優れた移動手段。

一番安い料金の雑魚寝部屋でも、人がそこまで多くなければ足を伸ばして寝れますからね。 

がしかし、やっぱり一人で落ち着いて眠りたいのでグリーン寝台券を購入してみました。

 

グリーン寝台券¥2100

 

出発した日は休日で、やや人も多かったけど、予約なしでも無事に乗船、無事にグリーン寝台券もゲットでき、まずは一安心。

 

このフェリー太古、大きいですからね。 大きい船だけあって、船内にはいろいろな設備があるみたいで探索も楽しそう♪

まずはお部屋に荷物を置いてお部屋チェック!

お部屋といっても、二段ベッドがたくさん入っているうちの一つなんですけどね。

枕、シーツ、毛布があり、ちょっとした荷物置き場やコンセント。ハンガーもあります。そしてテレビ。こんな狭い空間になかなかの機能性も持った居室です。すばらしい。

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ただ、このフェリー太古にはwi-fiが飛んでるんですが、ベッドのある部屋は電波がほとんど来てません。唯一の残念ポイント。

部屋の外の廊下に出ると、いくらかマシでした。

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部屋の外の廊下 (博多港から乗船すると、まずここを通ります)

 

船内にはシャワールーム、ちょっとした売店、展望ラウンジ、リラックスルームなどあり、ゆっくりくつろげます。深夜23時30分頃にクローズするらしいですけど。たぶん、本来の部屋で寝てください、ということなんでしょう。

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自販機コーナーもあり、飲み物、アイスクリーム、お菓子、軽食がそろっています。手ぶらで乗り込んでも、問題なしの品揃え。

無料のお冷のサーバーもあり、お薬をのむときにありがたいです。

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こんなのが貼ってありました。私の目的地です。

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島内のことや、宿のこと、何も調べずにフェリーに飛び乗ったわけですが、果たしてどんな旅になるのやら。